昔も今も、女の子の憧れを集める華麗な雛人形は、守り伝えたい伝統行事の代表格です。美しい衣装や気品溢れる顔立ちに、日本人のノスタルジーを感じる人も多いことでしょう。
本来、雛人形は女の子の身を守るお守りとされ、母親から受け継いだり、姉妹で同じ人形を兼用することは望ましくないとする説もあるようです。しかし、現代ではそれぞれの家庭状況に合わせて、扱いやすい形で雛人形を選ぶのが一般的です。伝統的で豪華な七段飾りは、一方で飾るのもしまうのも一苦労ですが、その荘厳さはやはり群を抜いたものがあります。コンパクトな親王飾りやケースの雛人形は、飾るスペースや手間暇のとれない家庭でも、女の子に雛祭りの楽しさを教えてあげることができます。
最近では、キャラクターや有名人を模した雛人形も発売されて話題になったり、雛祭りの祝い方も昔ながらのちらし寿司にこだわらず、レストランで食事をしたり写真館で記念写真を撮ったりと、現代のライフスタイルに合わせて様々に変化しているようです。
ちなみに、雛人形の主役である、お内裏様とお雛様の立ち位置は、地方や形式によって違うこともあるようです。現在広く一般的に知られているのは、向かって左にお殿様を飾る関東雛と呼ばれるタイプですが、逆にお殿様を向かって右側に飾るものは京雛と言われるものです。
また、雛人形の形態や飾り方、雛祭りの祝い方にも、全国各地で様々な風習があり、毎年桃の節句の時期には、テレビなどで独特の雛祭りの光景が話題に取り上げられるのが恒例となっています。
